無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

2007年03月07日

天板ほぼ仕上がりです

200703071739000.jpg天板を削り終わりました。
削っている間に一部フシが抜けてしまった箇所があるので、いつもの木の粉ボンド(木の粉末と2液性の接着剤を混ぜ合わせた物)で埋めました。
前回も書きましたが縮み杢が大変きれいな板です。
お客様と相談した結果、反り止めの桟は入れず、両面使えるように仕上げました。
表側の幅が少し狭いので、裏側をつかいますと幅がかなり稼げます。
ただ耳部分が見えなくなるので、そのあたりはお好みで。


P1000014.JPG磨き終わったらオイルを塗ります。
オイルも植物性のなめても安全な物を使っています。
オイルを塗りましたら木目が浮き上がってきてさらにいい感じです。

投稿者 masaki : 20:25

2007年03月05日

続いて天板を削ります

photo3.jpg電気ガンナで荒削りした後をベルトサンダーで均していきます。
このベルトサンダーもちょっとしたコツがあって、下手にかけるとかえってベコベコになってしまいます。
でもそんなことはしません。サンドペーパーの番手を細かく変えながら少しずつ削ります。

この板は栃特有の「縮み杢」と呼ばれる綺麗な木目があります。
その「杢」が磨いていくにつれて浮き上がってきて、大変きれいです。

投稿者 masaki : 22:56

2007年03月04日

天板を削ってます

200703042119000.jpg天板を電気ガンナで荒削りします。
カンナくずが物凄くたくさん出ます。
そんなに厚く削るわけではないのですが、バサバサとたまります。
けっして牛や馬に食べさせる干草ではありません。
重たい電気ガンナを使って、一生懸命削っていましたら、板の写真が撮れませんでした。

投稿者 masaki : 19:51

2007年02月13日

トチの一枚板テーブル

P1001159.JPGトチの一枚板でテーブルをご注文頂きました。
この板は赤みが多いのですが、縮みや割れがなくきれいに乾燥した、ちょっと珍しいトチです。
形もなかなかいい感じに曲がっていて、厚みがあるので重厚感も抜群です。
この板を天板にして脚は座卓とテーブルの兼用になるような脚を、と言うご注文でした。さて、兼用脚とはどんな脚でしょう?

P1001131-1.JPGP1001132-1.JPGP1001149-2.JPG

まず荒材を寸法よりちょっと大きめに切り出します。
それを手押しカンナで平面を出し、自動カンナで厚みを揃えていきます。
幅と厚みが決まったら長さを寸法通りに切り出します。
単純な作業ですが、機械加工が多い工程なので気を抜くと危ないです。
慎重に作業を進めます。
P1001137.JPGP1001139.JPGP1001142-1.JPG
加工が終わったら組立に入ります。
こうやって順を追っていくと、いかにも簡単そうですが、ホゾ穴の墨付けや面取り、仕上げカンナなど結構手間がかかっています。組立は以前はいちいちクランプで締めていましたが、半年ほど前に組立機を導入しましたので、この機械にはまる物はこれで組み立てます。クランプで締めるより直角がきちんと出せるので重宝しています。
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脚の完成です。縦にすればテーブルの脚、横に寝かせると座卓の脚になります。
わかりますか?

P1001146.JPGP1001147.JPG

投稿者 masaki : 21:58