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2007年02月13日

トチの一枚板テーブル

P1001159.JPGトチの一枚板でテーブルをご注文頂きました。
この板は赤みが多いのですが、縮みや割れがなくきれいに乾燥した、ちょっと珍しいトチです。
形もなかなかいい感じに曲がっていて、厚みがあるので重厚感も抜群です。
この板を天板にして脚は座卓とテーブルの兼用になるような脚を、と言うご注文でした。さて、兼用脚とはどんな脚でしょう?

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まず荒材を寸法よりちょっと大きめに切り出します。
それを手押しカンナで平面を出し、自動カンナで厚みを揃えていきます。
幅と厚みが決まったら長さを寸法通りに切り出します。
単純な作業ですが、機械加工が多い工程なので気を抜くと危ないです。
慎重に作業を進めます。
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加工が終わったら組立に入ります。
こうやって順を追っていくと、いかにも簡単そうですが、ホゾ穴の墨付けや面取り、仕上げカンナなど結構手間がかかっています。組立は以前はいちいちクランプで締めていましたが、半年ほど前に組立機を導入しましたので、この機械にはまる物はこれで組み立てます。クランプで締めるより直角がきちんと出せるので重宝しています。
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脚の完成です。縦にすればテーブルの脚、横に寝かせると座卓の脚になります。
わかりますか?

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投稿者 masaki : 2007年02月13日 21:58