無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

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2006年09月28日

造園エクステリア工房の【エフ】


石川県で造園・エクステリア・外構の設計施工を行っています。       
       デザイン設計・施工実績には定評があります。

投稿者 masaki25 : 11:03

2006年09月27日

■ 台所収納

P1010694.JPGサイズ:W550×D400×H1800
材 質:本体、タモ突き板
     建具、タモ無垢材
     引き出し内部、桐無垢材
仕上げ:オイルフィニッシュ

台所のデッドスペースにぴったり入る収納棚をオーダー頂きました。
幅を合わせて、大きめのお鍋なんかがたくさん入るように、引き出しを3段。
通気性を良くしてとのご要望なので、引き出しの上は隙間を空けてあります。

P1010698.JPG上段は食器などの収納。
こちらも通気を良く、とのことで鏡板は入れず、桟のみでの仕上げてあります。P1010699.JPGこの収納棚は予算の関係もあり本体は突き板を使用しています。ただし木端にはすべて厚さ10mmの無垢材を貼り、できるだけ無垢の質感を出すようにしています。
もちろん建具と引き出し前板はタモの無垢材です。

投稿者 masaki25 : 16:37

板、お買い上げ

P1000639.JPG自分で言うのもなんだが、材料の木材はかなりの在庫があると思う。
乾いていないものも多いが、とにかく相当量の板が倉庫に積んである。
そんなわけで、家具も作りますが、板も売っています。

P1000649.JPGお客様の中にはご自分で加工したい、という方が少なからずいらっしゃる。

今日はそんなお客様の一人にトチの板をお買い上げ頂いた。
形と木目の面白い一枚板だ。

もちろん製材しただけなので、表面はノコ目でギザギザなのだが
それを磨くのが楽しみなのだという。

んー、木工を始めた頃はそんなことも思ったけれど
仕事となった今は、とにかく早く簡単に削る方法はないか?
なんて試行錯誤の毎日です。

しっかし軽自動車の屋根に板を積んで帰った人は始めてです。
しっかり紐で縛ったけれど、大丈夫だったかな?

投稿者 masaki25 : 08:57

2006年09月25日

今日のMASAKI工房

P1000637.JPG栗の大物食器棚の途中なのだが、小さな台所収納も途中に手掛けている。これは予算の関係で主に突き板を使用しているのだけど、建具は無垢で作る。通気を良くしたいというお客様のご希望で、扉は鏡板を使わず、桟のみで仕上げている。

P1000638.JPG扉そのものは小さな物なのだけど、それでも扉4枚分の桟は50本ほどになる。
その桟を切り出して一本ずつペーパーで磨く。

なかなか根気の要る仕事です。

しかも、この前も書いたけど相変わらず蚊の攻撃がひどい。
蚊取り線香も効かないので、腰からぶら下げるファンの付いた蚊取り器具を買ってきたけど、
これもぜんぜん・・・

そんな中でひたすら作業に打ち込む。

ほんと手作り家具工房です。

P1000636.JPGこのホゾ穴も斜めに空けるのは結構時間がかかるんよ。

でもこうやって一つずつ出来上がっていくのは、代えがたい喜びです。

この収納棚は台所にデッドスペースに合わせてサイズを決め
引き出しの深さはお鍋に合わせ、通気を良くするように建具を工夫し・・・

無垢にこだわらなくても注文家具だからできる様々な仕様のオーダー。
ぜひお試しあれ!

投稿者 masaki25 : 18:27

2006年09月23日

納品

P1010692.JPG今日は栃の一枚板で作った座卓の納品。
重量もかなりあるので、最初お客様にお願いしていた搬入のお手伝いを、中学生の息子に変更した。
受験生なのだがそうそう一日中勉強していても大変だろう、という親心?もあって声をかけたら
「それってバイト?」だって・・・

この座卓は、納品先のご主人のお兄さん夫婦からの新築祝い。

栃の一枚板。

大きさは長さ180cmの幅約90cm。
厚みは2寸ちょっとある。
一枚板としては間違いなく大物の部類に入る逸品だ。

実は長さも幅ももう少し大きかったのだが、納品先のお部屋にはちょっと大きすぎたので
泣く泣くカットした次第。

赤みが多いが割れもなく木目もきれいな板だ。
もちろん乾燥材。

念のため反り止めに蟻桟を通してある。

このサイズの一枚板になると金額もそれなりになるが、ずいぶんと太っ腹な新築祝いです。
I夫妻、ほんとありがとうございます。

P1010693.JPGご主人はお仕事でいらっしゃらなかったが、来月二人目のお子さんが予定の奥さん。
新しい家族と一緒に仲間に入れてもらえるとうれしいです。
ご主人にも気に入ってもらえるかな?

投稿者 masaki25 : 19:14

2006年09月21日

蚊、蚊、蚊・・・

P1010691.JPG「蚊」である。
最近ちょっと涼しくなって楽に仕事できるなぁ、と思っていたら「蚊」。
それも半端な数じゃない。
気が付くと刺されている。
あわてて蚊取り線香を焚いてみたのだが、工房が広いのかぜんぜんものともしない。

この前までそんなにいなかったのに、蚊も涼しくて活動しやすいのか?

仕事の手を止めてその辺を見渡すと必ず一匹や二匹は見つけることが出来る。

窓を閉め切ればよいのだが、そこは木工所。
作業中は木屑が舞い散るので、出来るだけ窓を開けて換気を良くしておきたい。

たまに「パチン」とやってみるのだが、仲間が戦死してもなんとも思わないのか
次々と襲撃してくる。

こちらも武器は両手だけとあって、いつまでもパチンパチンしていては仕事にならない。
しかたなく諦めて多少の血を分けてやることになる。

工房の周りには畑や田んぼがたくさんあって、近くに用水もあるので
いかにも蚊が発生してもおかしくないシチュエーションなのではあるが・・・

夕方、ちょっとした用事で訪ねてきた某K製缶社長も

「こんなとこおれん!帰るわ!」

と早々に退散された。

おそるべし「蚊」

投稿者 masaki25 : 19:32

ホゾ加工について

P1010690.JPG無垢材で作る家具は基本的にホゾ加工で組み立てます。
ホゾとは部材と部材の接合面に、片一方はオス型、もう片方はメス型にして差し込むようにして組み立てるやり方です。

ホゾの形や大きさはその接合する場所や木目、太さや力の掛かり具合
そのようなことを考慮しながら決めていきます。

写真はホゾ穴を掘る角ノミ機という機械です。
これを使うと四角い穴が一発で掘れます。
長細い穴の場合は少しずつずらしながら掘ります。
大変便利な機械です。

オス型を作る機械もあります。

一応、手づくり家具工房と言ってはいますが、すべてのホゾ加工をノミで掘っていたのではとてもお客さまに出せる金額では出来ません。

もちろん手で加工しなくてはいけないところも沢山あります。

この食器棚は柱を使った框組みなので、柱に沢山のホゾ穴加工が必要です。
今日でほぼ柱の加工は完了です。

投稿者 masaki25 : 19:23

2006年09月18日

無垢の仕事

P1000628.JPGこの連休は栗の食器棚の側板と背板をひたすら加工していました。
数が多いのでアルバイトの男の子と二人で、せっせと削ります。
なんとかこの3日間ですべての側板と背板の加工が終了。
その数約120枚。
彼が出来上がった板を一枚つかんで一言
「この一枚を作るのに、こんなに工程がかかるとは思いもよらんかった」って。

この側板、背板はほとんど彼が手掛けたので、その思いもひとしおだろう。
普段はフラッシュの工場でベニヤしか切っていないので、
耳付きの板を丸ノコで挽いて、バンドソーで荒切りして、
手押しカンナで片面に平面を出して、自動カンナで厚みを揃えて、
(このカンナ作業が一枚につき何度も往復させなくてはいけない)
木端に溝を突いて、面取りしてサンダーで仕上げて・・・

「ベニヤなら横切りで切って終わりですよ」

「な、無垢の仕事は大変だろ。でも出来上がったものは一生もんやぞ」

P1000629.JPG
さっそく出来上がった側板を柱と合わせて仮組みしてみる。
柱もまだ少し加工が残っているのだけど、がまん出来ませんでした。

いやぁ、いい感じやね。
やっぱり無垢の家具。
手間がかかっている分、少しずつでも出来上がっていくと
とっても嬉しいもんです。

投稿者 masaki25 : 19:09

側板、背板の続き

P1000628.JPG引き続き側板と背板を加工しています。
今日は幅を揃えて、木端に核が入るように溝を突きました。
その後、面取りをして、表面をサンダーで仕上げます。
何せ数が多いので、今日もアルバイトの男の子と二人がかりでやりました。
P1000629.JPG
一通り板の加工が出来たので、柱とあわせて仮組みしてみました。これは下段の左側板です。まだ引き出し回りなどの加工が出来ていないので、全体像が見えるには、もうしばらくかかりそうです。

投稿者 masaki25 : 18:58

2006年09月17日

営業マン

P1010689.JPG先日、工房で仕事をしていると突然大声で「こんにちわぁ!!」と呼ばれた。電動工具の音がうるさくて、二、三度呼ばれたが聞こえなかったようだ。はっ!と振り返ると満面笑顔のスーツ姿。年の頃20代前半とおぼしき青年が立っていた。

話を聞くと、彼は営業マンでした。

驚いたのは金沢の会社から電車に乗って小松駅まで来て、そこから小松中を歩いて!営業しているそうだ。

50m先のコンビニへ行くにも車に乗ってしまう自分には、始めはとても信じられなかった。
何度も「ほんとに歩くだけ?自転車とかないの?バスは?タクシーは?」と聞いてしまった。

しかし彼は実際徒歩のみで営業していると言う。
見てください、と言って見せられた靴の裏は、わずか2週間というのにすでに相当擦り減っていた。
思わず「すんげぇ~!」と言ってしまった。

彼いわく「歩いている方が、いろんな人と出会えるんですよ」
なるほど、それもそうかも。
僕の工房も多分車だったら見落としていただろう。

結局1時間近くも話を聞いてしまったが、残念ながら彼のすすめる商品にはご縁がなかった。
しかし、とっても明るくてまじめで一生懸命な姿に、もし必要なことがあれば彼から買ってあげよう、と思ったよ。(うちの奥さんには「あんたは人が良いからねぇ」なんて言われたけど・・・)

今日、その彼から手紙が届いた。
内容は特筆すべきものではないが、こうやって直筆ですぐに手紙を出すことに感心した。
おそらく会社からの指導もあるのだろうが、とにかく感心した。

そうすることが良いことだとは分っていても、実際の行動に移せるだろうか?
飛び込みの営業マンと言うといい顔をしない人が多いが、彼の姿からはとっても勉強させられました。

S社のH君!僕は買わないけど頑張れぇ!

投稿者 masaki25 : 20:25 | コメント (2)

2006年09月16日

お客さまが沢山・・・?

P1010686.JPG今日は何かとお客さまというか訪問者が沢山ありました。まず高校の同級生で建築をやっているN君。
この前ホームセンターでばったり出あって、ここで工房をしていることを話したら、様子を見にきてくれた。
次にやってきたのは、岐阜の市場でよく会うおじさん。
「えっ!?なんでこんなとこにおるん」

よく見たらその後ろから機械屋の社長。
どうやら先日の市場で知り合って、遊びに?(機械を見に)来たらしい。
んで、その機会屋さんにこの工房までつれて来てもらったようだ。

市場ではよく会って話をするのだが、何屋さんか知らなかった。
今日聞いたら建具屋さんだった。
でもこのおじさん、市場で買う材料がどう考えても建具屋さんと言うより材木屋さんが買うようなデカイものばっかり買っている。なぞのおじさんです。

夕方は木が好きだというあんちゃん。
材料置き場を見て、しきりと「いいもん見せてもらった」って喜んでいた。
自分で作りたいんだって。
その気持ちは良く分るよ。
がんばってちょうだい。

いつでも相談にのるよ、って言ったら「ぜひ!」って。

そんなこんなでなかなか仕事が手に付かなかったのだけど、今日から再びの大物登場。
そう、一ヶ月ほどほっぽってた栗の総無垢食器棚。
こいつに取り掛かった。
(いよいよ納期がヤバイ?)

部材の数が多いので、今日はアルバイトの男の子に来てもらった。
彼は普段は某木工所?で働いているので、仕事はばっちり頼りになる。

自分はあまり仕事にかかれなかったけど、彼のおかげでずいぶん仕事がはかどった。

P1010685.JPG切っているのは、側板と背板になる部分。
全部で百数十枚。
バンドソーで荒切りしたあと、自動かんなで厚みをそろえて
木端に細い核溝を掘って、そこに核を入れて雇い核仕様にします。
総無垢なので、背板と言えどもベニヤなんて使いません。

さぁこれからしばらくは、またこいつと格闘の日々だ!

投稿者 masaki25 : 19:21

栗総無垢食器棚再開です

P1010685.JPGP1010686.JPG久しぶりに食器棚再開です。遅くなって申し訳ありません。部材の数が多いので、ちょっとアルバイトの男の子を頼みました。彼は木工所で働く職人なので、腕は確かです。切っているのは側板と背板になる部材。全部で百数十枚。総無垢なので背板といえどもベニヤなんて絶対に使いません。この板に細い核溝を掘って、雇い核仕様にして側板と背板を作ります。これから一気呵成に加工していきますので、引き続き「ただ今製作中」をお楽しみに。

投稿者 masaki25 : 19:11

2006年09月15日

組み立て完了

P1000626.JPG組み立てが出来ました。こんな感じです。
改めてやっぱり一枚板は立派ですね。
資源のことを考えると一枚板にこだわるつもりはありませんが、立派な一枚板はなんといっても迫力が違います。
これからオイルを塗って仕上がりです。
なんとか納期に間に合いそうでホッとしてます。

投稿者 masaki25 : 19:47

組み立て

P1000620.JPGP1000622.JPG脚を加工したらいよいよ組み立てに入ります。脚は反り止めの蟻桟と相欠きにして、取り付けます。ここが甘いと脚がぐらつくので、加工は慎重に行い、出来るだけきっちりとはまるようにします。天板の裏側に蟻溝を切って、そこに組み立てた脚を滑り込ますように入れて行きます。ここも末と元で2mmほどの締まり勾配をつけてあり、差し込むほどきつく締まるようになっています。P1000623.JPGP1000624.JPG

投稿者 masaki25 : 08:55

2006年09月14日

オイルフィニッシュ

P1010680.JPG脚と反り止め桟の加工をし、組み立てをしたのですが、その写真を撮るのをうっかり忘れていました。
脚はいわゆる大入れ(つまりそのままズボッと入れている)なのですが、後で抜けてこないように工夫をしています。それは差し込む脚を強制的に過乾燥状態にし(どうやってそうするのかは企業秘密です(^^;
その状態でギリギリのサイズで差し込むのです。そうすると時間が経つにつれ、空気中の水分で脚が膨ら
み、さらにキツク締まることになり、抜けることはありません。

さて、オイルフィニッシュです。この前から米糠から作られたオイルを使っています。今まで使っていたオイルも植物性で比較的安全なものでしたが、どうしても多少の溶剤分が含まれていました。この米ぬかオイルは溶剤分がゼロなので、本当に安心して使えます。
刷毛で塗ったら擦り込むように拭いていきます。
もう少しで完成です。

投稿者 masaki25 : 19:41

加工の続き

P1000618.JPG
チェーンソーで荒切りした材を、バンドソーで大体の大きさまで切りそろえます。
その後手押しカンナと自動カンナで正確な寸法にします。

手押しかんなと一口に言っても、一度に沢山削れるものではないので
少しずつ少しずつ削っていきます。
P1000612.JPGP1000613.JPGP1000614.JPGP1000615.JPGP1000616.JPG

幅と厚みが決まった脚材です。
この後反り止め桟の加工をし、組み立てていきます。P1000619.JPG


投稿者 masaki25 : 09:19

納品

P1000610.JPG昨日は納品でした。
以前、居酒屋さんに作った座卓を見た近所のお客さまが「同じものを作って欲しい。」とのご注文を頂いた。そのお客さまはご自分で材木屋さんから板を手配され、加工をお願いされたのだ。

そのお客さま。
実は同じ杉の板を購入し、そのままの板に角材の脚をビス止めして使っていた。
しかしどうしても幅が狭い。しかもだんだん反ってきて、使いづらい。

そこで、やっぱりちゃんとしたものにしたい、と言う事でした。

材料はそのお宅で使われていた杉の一枚板と、新たに購入された共木。
これらを使って幅を広くして、新しい座卓に生まれ変わらせる。

一番気を使ったのは木取り。

実は座卓は2台あって、その2枚の板と新しい1枚の板から、幅広の座卓を2台作らなくてはいけない。
しかしこの杉がまたでっかい節が沢山ある。

節が沢山あるってことは接ぐと、接ぎ目が目立つのだ。

板の周りをメジャーを持ってぐるぐる、ぐるぐる。

「こっちの節とこっちの節はあわせたらなんとかなるかなぁ?」
「んー、これでは長さがあわんしなぁ」
「裏使いではどうだ?あっ、だめやもっと悪いわ」
なんて言いながら墨を打つ。

思い切って丸ノコを入れる。

切ってしまえば後は早い。
板を接ぎ合せて、脚を加工して、反り止めの蟻桟を入れて、組み立てて、塗装、完成!

P1000607.JPGP1000606.JPGまぁ実際はでっかい虫食いの穴を埋めたり、木地の仕上げに思ったより手間がかかったんだけどね。

でもお客さまにはすっごく喜んでいただいた。

「ええがんなった、ええがんなった」と何度も言って下さった。

週末にはお祭りがあって親戚がみんな集まるそうで、それに間に合ってよかった、ともおっしゃってた。

奥様からはダイニングテーブルの見積りの話まで出てしまい、
ご主人が「まぁちょっと待てや」なんて一幕も。
僕はとってもありがたいんですけどね。
帰りにはサツマイモのお土産までもらってしまいました。

K様、ほんとうに有難うございました。テーブル、お見積りしますよ!

投稿者 masaki25 : 08:41

2006年09月13日

脚の木取り

P1010684.JPG
脚の材料を木取りします。
脚も天板と同じトチ材からとります。脚は厚みが必要なので、いわゆる「角もん」と呼ばれる材料からとります。厚みがある材なので丸ノコでは切れず、チェーンソーで荒切りしています。
大体の大きさに切ってから、必要なサイズにそろえていきます。P1010683.JPG

投稿者 masaki25 : 12:56

反り止め桟と脚ホゾの加工

P1010670.JPG天板を接ぎあわせたら、裏側に反り止め桟と脚を取り付ける丸ホゾの加工を行います。反り止め桟はタモではちょっと弱いと感じましたので、今回はケヤキを使いました。この桟は蟻と呼ばれる加工をし、その蟻型にあわせて天板裏側に蟻溝と呼ばれる溝を切ります。P1010669.JPGP1010672.JPG次に脚をはめ込む丸ホゾを掘ります。一本ずつ現物を合わせて型をとって、トリマーを使ってフリーハンドで掘って行きます。一度に沢山は削れないので、5mmほどずつ何度かに分けて掘って行きます。P1010673.JPG

投稿者 masaki25 : 08:41

2006年09月12日

天板の加工

P1000604.JPG
天板は製材したままでだと製材機の鋸跡でガタガタなのでベルトサンダーできれいにしていきます。手がんなをかけるというやり方もありますが、トチは木目が複雑で逆目がおきやすいので、サンダーを使います。このベルトサンダーもかなり強力な機械なので、気を抜くと一箇所だけ削れて凸凹になったりします。ペーパーは40番から20番ずつ上げていって、とりあえず120番ぐらいまで仕上げます。

投稿者 masaki25 : 22:57

サイン、コサイン、タンジェント!?

P1000608.JPGこの前から気になっていた。

直角二等辺三角形の長い辺は1:1:○○
「○○が分る人?」
「はいっ!」

どう?思い出した?
答えは√2です。

なんでこんな話かって?
製作の過程で時々必要になるのよ。
で、分らない時は原寸図を描いてそっから拾う。
(これはこれで結構正確に出るのだが)

この前から椅子の背もたれの角度とホゾ穴の位置について
計算で出るはずと思いながらどーしても思い出せない。

確か高校あたりで習った記憶はあるのだけど、全然見当もつかない。
中学生の息子や娘に聞いてもさっぱり。

そこで昨日、ちょっと機会があったので娘の先生に聞いてみた。
先生は

「これはタンジェントシータで出ますね」
「おっ、なんか聞いた事あるな」
「角度は何度ですか」
「えっと、ここが80度になるんですけど」
「そうしたら・・・」

ってなわけで教えてもらった。
やっぱり学校で習ったことはちゃんと役に立つのよ。

学生のみんな、「こんなもん大人になったら使うことないやろ!」
なんて言わずに勉強しとこ。

投稿者 masaki25 : 22:05

天板の加工

P1000602.JPG天板を接ぎ合せたら、手がんなをかけて表面を整えます。
その後ジグソーを使って楕円形に切ります。最後にルーターと言う機械を使い、型に合わせてきれいな形にします。P1000603.JPGP1000601.JPG

投稿者 masaki25 : 14:28

2006年09月11日

脚の加工

P1000594.JPG天板を接ぎ合せている間に脚を加工します。
四角い角材を八角形に切ります。
その後木工ろくろで丸く削って行きます。P1000595.JPGP1000599.JPG

投稿者 masaki25 : 12:58

2006年09月10日

天板を接ぐ

P1000588.JPG板の厚みを揃えたら木端(コバ)を削って板接ぎをします。
それぞれの接ぎ面が正確に直角になるように手押しがんなで削ります。
長手が120cmと比較的短いので、そんなに神経質になる必要もないのですが、長い物の場合真ん中あたりをほんの透けて見えるくらい、わざと隙間を空けて削ることもあります。
これは木口の方から乾燥し、そこから接ぎが切れやすくなるので、真ん中あたりを少し削っておくことで接ぎ切れるのを防ぎます。


P1000590.JPG最近は板接ぎをビスケットジョインターと言う物で行っています。
これは雇い核(やといさね)の一種で核に小判型のビスケットと呼ばれるブナの圧縮材を使います。
今回は板厚が少し厚めなので、ちょっと迷いましたが念のため2列でジョイントします。
専用の工具を使ってビスケットを入れる溝を掘って行きます。
この溝にビスケットをはめ込み、板を接ぎます。

P1000600.JPG3枚の板を接いだらクランプで締めこんで一晩置きます。
締めすぎると片側に反ったりしますので、定規で確認しながら少しずつ締めて行きます。

投稿者 masaki25 : 22:03

拭き漆の勉強会

200609101825000.jpg昨日から輪島で拭き漆の勉強会。
輪島は言わずと知れた輪島塗の本場。
漆に関してはプロが沢山いる。
そんな輪島で拭き漆の勉強会に参加した。

200609101829000.jpg今までも何度か拭き漆の作品を制作したことがあったが、
誰かに師事して習ったわけではなく、漆屋さんに教えてもらった程度でやってきた。
正直、これでよいのかという不安もあったので、ちょうどいい機会だった。

勉強会は二日間。
輪島なので日帰り出来なくもなかったけど、今回は近くの宿を取った。

参加してみて、ほんとによかった。

大筋は今までやってきたやり方に間違いはなかったけれど
細かい点で、やはり気を付けなくてはいけないポイントがいくつかわかった。

やはり木地段階での仕上げが、漆を塗ってからの仕上がりに大きく影響すること。
同じ木でも場所によって漆の吸い込みが違うこと。
乾燥のやり方。(湿度の調整の仕方)
漆刷毛の手入れの方法。
などなど・・・

参加者は地元の人が多く、輪島の木地師や研修生。
小松から来たって言うと、みんなびっくりしていた。
でもこんな機会はなかなかないからね。

パソコンを持ってこなかったけど、ホテルに無料インターネットコーナーがあったので
そこからアップしてみました。

投稿者 masaki25 : 07:41 | コメント (2)

2006年09月08日

雨の市場

P1010668.JPG昨日は恒例の市場へ仕入れの日。
なぜだか、お付き合いさせていただいている機械屋の社長が、一緒に行きたいという。
なんでも市の近くに取引のある同業者があって、そこへ機械を取りに行くついでに、僕がよく話しをする市を見てみたい、と思ったそうだ。

「社長、そやけど僕いつも夜中走るんやけど、いいん?前日に出てどこか泊まります?」

「いや、いつもあんた行っとるやりかたでいいよ。何時に出るんや?」

「そしたら10時ごろ迎えに行きますので・・・大丈夫ですか?」

「ええよ、ええよ」

ってな訳で晩飯もお風呂も済ませてから家を出る。
雨がかなりひどい。傘に長靴、念のため合羽も用意する。

社長はトラックの中を掃除して準備万端。

「ほな、行こうか!」

「僕、運転しますよ?」

「いや大丈夫や。道だけ教えてくれ」

「いいんですか?」


深夜の山道をおっさん二人でドライブ。
車中はなにやらかにやら話題が尽きず、気が付いたら深夜3時。
結局最後まで運転はお任せ。

市場の前の道路に車を停める。
市が始まるのは朝の7時。下見をしていないので6時には起きたい。

「こんなとこじゃ寝れんなぁ」

「ちょっとキツイっすね」

トラックのキャビンは狭く、座席にリクライニングなんてない。
それでも疲れていた二人はいつの間にか寝てた。
(天気がよければトラックの荷台で寝ようとひそかに考えていたのだけど)

「首いてぇ~」と僕。

「まともに寝れなんだな」と社長。

市では雨に濡れた材が普段の3割増くらい良い材料に見える。
これが曲者。
雨の日は気をつけないと、あとで後悔することになる。

せっかくトラックで来ているので普段買えない様な大物も、なんて考えていたけれど、こんな日に限ってあまり食指をそそる材がない。

材木屋の親父達も「今日はええもんないなぁ」なんて言っている。

機械屋の社長は、と言えばあちこちからトラックを見た親父達が

「あんた機械屋さんけ?○○(機械の名前)とか持っとらんけ?」
「△△が調子悪いんやけど、なんでやと思う?」
「☆☆いくら位する?」

なんて思わず人気者。
あわてて名刺を配りまくる。

帰りはちょっと体力もなかったので、どちらともなく
「高速で・・・」と。

いつもとちょっと違う機械屋さんとの珍道中でした。


投稿者 masaki25 : 20:40 | コメント (2)

天板を用意します

P1010671.JPG一枚板の座卓をご注文いただきました。
幅が90cm、長さが180cmで耳付きの一枚板で座卓を、と言う事でしたので、栃の一枚板をご用意しました。もちろん国産材です。

1年以上倉庫の中で天然乾燥した後に人工乾燥させた材料なので、乾燥によって狂うと言うことはほとんどありません。
栃は乾燥させると赤みの部分が縮んだり、割れが入ることが非常に多く、せっかく良い材料が手に入ったと思っていても、乾燥の途中でボコボコに縮んだり割れたりして、木工家泣かせなのですが、この板は大変うまい具合に乾燥したものです。

これからこの板を使って座卓に仕上げて行きます。

投稿者 masaki25 : 20:29

脚の製作

P1000586.JPG脚の製作も同時に進めます。
材料置き場から脚の材料になる木を探します。
一般的に脚材は厚さが必要なので、いつも気にして在庫していないと、いざと言う時に使える材料がなかったりします。

P1000593.JPG天板と同じ様に大体の大きさに木取りしたあと、自動がんなでサイズをそろえます。木口には脚の丸を墨付けします。

投稿者 masaki25 : 20:22

2006年09月06日

天板の加工

P1000583.JPG長さをある程度に揃えたら、手押しがんなと自動がんなで厚みを揃えます。
まず手押しがんなで片面にきれいな平面を出します。
便利な機械ですが、むき出しの刃がブンブン回っている上に材をすべらすように送るので、慎重に作業しないと大変危険です。


P1000584.JPG片面に平面が出たら、その面を基準にしてもう一方の面を自動送りがんなで削ります。
今回は3枚接ぎなので、3枚の材を同じように通します。
これによって厚みが揃います。

投稿者 masaki25 : 18:42

2006年09月05日

木取り

P1010667.JPG
楕円のローテーブルをご注文いただきました。
お宅を新築するにあたって、一つはオーダーメイドで無垢の家具を、と言うお話でした。
素材はタモ。明るい色合いで、新しいリビングに良く似合うのではないかと思います。

まずは材料選びから。
材料置き場から木目や幅を考慮しながら今回のローテーブルに合うような木を選び出します。
幅が80cmなので4枚接ぎになるかと思いましたが、結構幅広の板がありましたので3枚で行けそうです。
接ぎ板は出来るだけ少ない方が、やはり見た目にも良いですからね。

これから厚みを揃えて一枚の天板を作って行きます。

投稿者 masaki25 : 13:54

板の在庫を整理する

P1000577.JPG
先日お客さまから座卓のご相談を頂いた。
耳付きのどっしりとした板で、いつもその周りに家族の団欒があるような座卓を、と。
ただし予算が厳しいので、接ぎ板でも結構。
そんなお話でした。

んーどうしようか?と悩んでいたが、ふと以前に安く手に入れた板が何枚かあることを思い出した。

これは「てっぽう」と呼ばれる虫食い穴が沢山あったり、割れがひどかったりして、まとめていくら、と言う値段で買ったものだ。
これだったら金額的にも何とかなるかもしれない。

しかし、それらの板は材料置き場の奥の方にしまいこまれていたので、半日かけて取り出す。
おかげで関係のなかった板まで整理することが出来て一石二鳥。

何枚か出してみたが、そのお客さまのご要望に合いそうなのは1~2枚かな?
これから写真を撮って見ていただこうと思います。

投稿者 masaki25 : 11:48

2006年09月03日

人間国宝 川北良造氏

mokkoutourusi.bmp石川県山中町在住の重要無形文化財「木工芸」保持者 川北良造氏の作品展が輪島漆芸美術館で開催されている。それに合わせて川北氏の講演会と列品解説があるという。川北氏の名前は以前からあちこちでよく聞いていたので、これはぜひ話を聴きに行かねば。
と言うことで急遽輪島へ走った。

kawagitashi.jpg 川北氏は昭和9年、山中町生まれ。 中学卒業後、父の浩一氏に師事し、挽物木地師の道に入る。 平成6年 重要無形文化財「木工芸」保持者(人間国宝)に認定される。

どんなに凄い人かと思っていたが、人柄がにじみ出るような穏やかな話ぶり。
主に木について語ってくださった。

・大木になるには風雪に耐え、周りの木々との競合もあり、なかなか大変なこと
・一見素直に見えても木にはそれぞれ癖があり、それを見抜く力が大切
・民家のそばにあった木は、どんなに立派な木でも手を出してはいけない
 なぜなら、ほぼ必ず針金や釘を巻き込んでいるから
・外見だけではわからないことも多いので注意しなくてはいけない
・原木を選ぶ時は明るい太陽の下で見ること。薄暗い中ではどうしてもよく見えてしまう
(これは人間の女性も同じですね(笑)
・木の顔色を見なくてはいけない。健康状態をそこから読み取る
・何百年と埋もれていた神代と呼ばれる木でも、加工すると動く。木は永遠に生きている証
・弥生時代の木製品でも木の性質をよく考えて作られていて感心する
・出来るだけ素性の分った木がよい
・などなど・・・

そんな中でも印象に残ったのは
「ろくろで挽くと材料のほとんどを削っておが屑にしてしまう。木に対して申し訳ないと思うのです」
と言う言葉。

それぞれの木が持つ「くせ」を知り、その特徴を最大限に生かす作品作りをしている川北氏らしい言葉です。また「人間は木が動くと困る、と言いますが、木は本来湿度や環境によって動くものなのです。それを動くから困ると言うのは勝手なことですね」とも。

そんな川北氏から木に対する愛情を感じました。

投稿者 masaki : 06:27

2006年09月02日

訪問者

P1010654.JPG新しい工房に引っ越してから約2ヶ月。
なかなか快適に仕事をしています。
はやく看板を上げなくては、と思っているのだけど、デザインや素材なんかを迷っていて、いまだ看板なしです。それでも工房にはいろんな人が訪ねてきます。

例えば営業の人。
自販機を置きませんか?とかコピー機必要ないですか?の事務機屋さんとか。
昨日は屋根を塗らせてくれ、というペンキ屋さんもやってきた。
たしかによく見たら工房の屋根はさびさびだった。

P1000566.JPG
次によく来るのは大工さん。
どうやら工房の前に積んである材木を見て、「何しとるんや?」って思うらしい。
やっぱり木が好きな人が多いね。

あとは正体不明な人。
「ちょっと見せてもらってもいいけ?」と言いながら工房をぐるっとひとまわり。
「なにか木材関係のお仕事ですか?」と訊ねると
「まぁ・・・うん・・・」となんとも怪しげ。
一通り見て回って
「ふーん」とよくわからない微妙なニュアンスで頷きながら帰って行く。
とっても怪しい。
でもこんな人が結構来る。

基本的には誰に来てもらってもOKなんだけど
自己紹介ぐらいはしてもらえると安心です。

でも本音は、一人で仕事してると結構さびしかったりするので
誰でもいいから訪ねてくれると嬉しいんだけどね。

投稿者 masaki25 : 08:55