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日曜日にはお客様が来てくださることが多い。
この日曜も二組ほどお客様が来てくださった。
一組目のご夫婦はカウンターの上におけるような収納棚。
もう一組も方も小さな子供さんを連れたご夫婦。
年明けに新築するので一枚板の座卓を、と言うお話。
しかし・・・だ。
いま工房は目も当てられないほど、散らかっている。
展示場にしようと思いながら、なかなか出来ないスペースで
普段、お客様がこられた時はお話させていただいていたのだけど
その場所は漆の塗り場と化している。
うっかり近づくと、肌の弱い人はかぶれるかもしれない。
そんな場所にお客様を入れるわけにはいけない。
しかたなく狭い事務所に座っていただくのだが
その事務所がまた汚い。
書類は散らかっているし、飲みかけのお茶や
木の端切れ(サンプルとも言う)もある。
雑誌にメモに、挙句の果てに夜食に食べたカップめんの入れ物なんて物まで・・・
あ~っ!どうしよう!
でもここしか机といすのある場所はないので、仕方なくお客様に座って頂く。
ほんと情けない限りです。
せっかく板を見に来ていただいても、積んである板も出せる状態になっていない。
お客様には申し訳なかったですが、きれいに並べたらまた見に来ていただくことにしました。
はやくこの状態から抜け出さねば!
※上の写真は黒弁柄(つまり煤ね)と真弁(弁柄のもっと真っ赤なやつ)
これを混ぜ合わせて漆を塗る前に着色します。
食器棚と同時に納める掘り炬燵テーブルの脚に塗ります。
この配合が難しい。塗ってみなくちゃわからない、なんて感じも。
がんばります。
投稿者 masaki25 : 08:48
好天が続くので漆がなかなか乾きません。
床に水を撒いて、加湿器をフル稼働させて湿度を保ちます。
しかし3回目くらいになると、だんだん艶が上がってきて、ものすごくいい感じです。
木目が浮き上がって見えると言うか、なんとも立体的に深みのある仕上がりになっています。
ひとつの部材を塗っては拭き取るという大変な手間がかかりますが、この仕上がりを知ってしまうと
全部の作品に漆を塗りたくなってしまいます。
(現実は予算や色合いのこともあるので、そんなわけにいかないですけどね)
そうやって漆を塗っていますが、2~3日前からどうも手首周辺が痒いのです。
どうやら漆にかぶれたようです。
長袖、手袋着用で塗っていますが、手袋を脱いだりはめたりしているうちに
漆が付いてしまったようです。
たいしたことはないのですが、掻き始めると止まりません。
免疫が出来るといいのですが。
(そういえばこの前、漆の職人さんが「A型はかぶれやすいんや」って言ってました。
ほんとかぁ?)
投稿者 masaki25 : 22:20
今日は午後から先日納品したお客さまのお宅へ。
実はテーブルの天板に隙間が出来た、ってお話が。
ええっ!それはただ事ではありません。
お客様のお宅にお伺いすると奥様が
「いえ、たいしたことなんですよ。やっぱり木が動いてるんですかね?」
さっそくお部屋の中へ。テーブルを点検する。
ひと目見るなり
「あっ、こりゃだめだ!」と心の中で叫んでしまった。
明らかに「接ぎが切れて」いる。
「接ぎが切れる」とは、何枚かの板を接ぎ合わせたものが、その接ぎ面が板の収縮によって
隙間が開くことを言います。
木口から乾燥するので、たいてい木口側から切れていきます。
確かに日当たりのとてもよいお宅で、建築業者の方もフローリングなんかの
収縮についてお話されていたみたいだけど、とにかく多少日当たりがよいくらいで
接ぎが切れては木工家としてはとても恥ずかしいことです。
原因は木取りと接ぎ面の仕上げの甘さだと思います。
こうなってしまってはどうしようもないので、思い切って作り直しをさせていただくことにしました。
サイズも使ってみてもう一回り大きい方がよい、とのことでしたので、ついでと言ってはなんですが
少し大きいサイズで作り直すことにしました。
Nさま、ご迷惑をおかけします。
しばらくはそのテーブルでご辛抱下さいね。
※写真は牛乳豆腐を作るときに使う箱。
この箱に布をかぶせてその中にお豆腐の元?(ごめんなさい、よく知らないのです)
を流し込んで絞るそうです。
この穴を開けるのにとっても苦労しました。
なんせ沢山ある。側板4面と底板も穴、穴、穴・・・
家具だけじゃなく、こんなものも喜んで作りますので、ご相談お待ちしております。
投稿者 masaki25 : 21:55 | コメント (4)
栗の食器棚と同じお宅に納める建具の透かし彫りです。
デザインは「さがり藤」
もちろん僕が書いたんじゃありません。
これを杉の2分板に写してトリマーで彫ります。
食器棚の合間に彫るのだが、これがかなりのプレッシャー。
杉の板は一枚。
一箇所でも失敗すると、それまで彫っていたものが全部ダメになる。
ものすごい緊張。
神経を張り詰めて一気にトリマーを走らせる。
トリマーの刃が木目に沿って流れそうになる。
必死にこらえる。
なんとか下書き通りに彫り上げる。
これを漆で仕上げるのだ。
(拭き漆ではなくタメ塗りなので塗り屋さんで塗ってもらう)
出来上がりが楽しみだな。
投稿者 masaki25 : 22:25
加工が沢山ありましたが、どの写真もホゾ加工ばっかりなのでしばらく更新がありませんでした。
いよいよほとんどの加工が終わりましたので、漆を塗っています。
漆は拭き漆。塗っては拭く作業を繰り返します。
投稿者 masaki25 : 22:12
ごぶさたしております。
工房日記の更新がないので、「生きとるか?」って聞かれますが
大丈夫。元気に生きてます。
実は毎度のことながら納期管理がずさんなため
ここのところ毎日深夜まで残業してて
ちょっとパソコンに向かう余裕がないのです。
しかしそれも来週あたりでなんとか収まりそうです。
写真は件の食器棚。
あーっ、ものすごく時間がかかってしまった。
でも加工はほとんど出来たので、あとは拭き漆で仕上げて
組み立てれば出来上がり。
ここまでの道のりは長かった。
お待ちいただいているお客様には本当に申し訳ないですが
今月末あたりから順番に怒涛の勢いで製作にかかりますので
なにとぞご容赦くださいませ。m _ _ m
投稿者 masaki25 : 12:45 | コメント (2)
昨日はタモの無垢材で創った楕円形ローテーブルを納品させていただきました。
納品先のお宅は野々市にお住まいのN様邸。
新築にあわせてひとつは無垢材のオーダー家具を、とご注文いただいたものです。
N様は市場で働くご主人と、奥様。
そして子供さんは、お姉ちゃんと弟の仲良し家族。
新しいお家はダイニングとリビングがひとつになっていて、
お母さんがキッチンで食事の用意をしながらでも、リビングの様子が
一目でわかるような、とても温かみのある素敵な空間でした。
そのリビング一角に畳のコーナーがあり、このタモの楕円形ローテーブルは
そこの主役?にさせてもらいました。
ご主人は「今夜はこのテーブルをおかずにご飯を食べよう」なんて言ってましたけど
喜んでいただけたかな。
小ぶりなローテーブルだけど、家族で食事をしたり、子供さんが宿題をしたり
時々はお母さんのくつろぎのティーテーブルになったりして・・・
家族の成長とともに、傷がついたりしながらも何十年と一緒にすごしてもらえると
うれしいな。
投稿者 masaki25 : 22:45 | コメント (6)
ブログの更新があまりない時は、間違いなく追い込まれているときです。
ほんと、おかげさまで途切れることなく注文を頂くのだが、なにせ一人でやってる工房。
思うように仕事が片付いていかない・・・
(まぁ単に手が遅いってこともあるんだけど)
先週の週末は子供が通う幼稚園の運動会。
翌日は地域の校下運動会。
こっちのほうは雨で半日になったけど、例によって後片付けのあと公民館で反省会。(お察しの通り反省会と言う名の飲み会です)
納品にもいかなくてはいけないし、時々買い物にも出かける。
家具の注文じゃないお客様(友達とか営業マンとか‥)もなんだかたくさん遊びにくる。
「じゃちょっと一服」なんてコーヒーいれておしゃべりしてると、あっと言う間に貴重な半日ほどを失う。
あ~っ!これじゃいけない!
納期のきってある仕事が迫ってくる。
栗の食器棚もまだできないのだが、他にも出産祝いの子ども椅子とか
子ども椅子とテーブルのセットとか、タンス→テーブルにリメイクとか
胡桃のダイニングセットとか・・・
あ~っ!どれも手付かずだ~!
写真は積み木4セット分。
おじいちゃんより双子のお孫さん2組分のご注文だ。
これもずいぶん以前に頼まれていたものだが、早くしないとお孫さんが大きくなってしまう!?
積み木は一つずつ角を丸く面取りして、手でさわってもとがった感じがしないように削る。
数が多いので大変だ。
ひとつずつぜーんぶ手で削る。
そのあと子供が口に入れても大丈夫なように、米ぬかから作った自然100%のオイルで仕上げる。
これもひとつずつ手で磨く。
やっぱり手作り家具工房。
そんなこんなで気持ちばっかりあせるMASAKI工房です。
投稿者 masaki25 : 19:59
昨日は納品が1件。
津幡のお客様へ台所収納棚を届けてきました。
素材は本体:タモ突き板
建具:タモ無垢材
引き出し:桐無垢材
この収納棚は台所周りの収納が少なくて、お鍋なんかを入れる場所に困っておられたお客様が、既製品ではなかなか気に入ったものがない、とのことでオーダー頂いたものです。
とにかく風通しをよくして欲しい。密閉されたものは嫌い、と言うお客様のご要望で、引き出しも上部に30mmほど隙間を空け、上段の開き扉は鏡板を入れず桟仕立てで製作しました。
据え付けとたんに奥様がさっそくお鍋やなんかを入れ始めた。
そして一言
「これいいわぁ~!すごくたくさん入る!こんなん欲しかってん!」
この一言ですべての苦労が吹き飛ばされます。
この仕事しててよかった!と思う瞬間ですね。
素材や作りを工夫すれば決して高くはないオーダー家具。
ぜひ「こんなもの作れないか?」のご相談下さいね。
投稿者 masaki25 : 08:52 | コメント (2)
しばらくブログの更新がないと、具合でも悪いんじゃないか?ってメールが届く。ご心配なく。いたって元気です。先週は週末から現場のお手伝いに行ってました。
自分の仕事も溜まりまくってるのに、人の手伝いなんて行ってる場合じゃないのだけど、
いつもとってもお世話になってる会社なので、断れなかった。
気の弱いMASAKI工房です。
しっかしその現場ってのが大変なとこだったよ。
業界では今とっても話題になってる、金沢駅横の某ファッションビル。
11月オープンらしいんだけど、どの店舗の工事も相当追い込まれてる。
狭いエレベーターで資材を上げるのに長蛇の列。
しかも大きい家具はエレベーターには乗らないので、担いで階段で5階まで・・・
これには参った。
家具屋じゃなくて引越し屋さんになったみたいだった。
現場は某ブティックと他2件。
もちろん窓もなく空調もない場所で、家具の取り付け。
ヘルメットで長袖着用は厳守。
涼しい季節になったとはいえ、これはきつかった。
納期が厳しいので連日深夜までの作業。
あらかじめ図面通り作ってるはずなんだけど、やっぱり合わないところがあちこち。
そうなったら現場で合わせるしかない。取り付け家具の難しいところだ。
そんなこんなでなかなか作業が進まない。
僕はお手伝いの立場なので、まだ気が楽なんだけど
それでも、ほんと泣きそうな現場でした。
今週はさすがに自分の仕事をしなくては。
という訳で栗総無垢食器棚の部材を、出来た物から漆を塗り始めた。
組み立ててからではとっても塗りにくいので、先に塗ってから組み立てる。
漆は最低5回は塗る予定。
綺麗に仕上がるといいな。