無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

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2006年11月25日

ベンチの制作

P1000770.JPGテーブルとセットでベンチも制作いたします。
なかなか更新できませんので、ここではベンチの製作工程をまとめてお伝えします。

素材はテーブルと同じ栃。天板の形のよいものが手に入ったので、テーブルと同じデザインで、板脚で作ることにします。左の写真は板足の材料です。材料置き場をがさごそ探して引っ張りだします。
節が見えますが上の方の節のない部分を使います。形と幅がちょうどよいところで木取ります。

P1000769.JPGP1000771.JPG丸のこで荒切りします。簡単そうに見えますが(実際そう難しくはないのですが)「あて」と呼ばれる木のねじれや歪みがあると、切るにつれてのこ刃が締め付けられ、キックバック(丸のこが跳ね返る)する場合があり、気をつけなくてはいけません。
P1000774.JPGP1000773.JPGP1000772.JPGこの板は皮を剥いてなかったので、ちょっと手間がかかります。
まず、ノミで荒皮を剥がします。部分によっては簡単にきれいに剥がれる場所もありますが、なかなか剥がれなくて苦労するところもあります。
荒皮を剥がしたら、ベルトサンダーの小さいやつできれいに磨きます。
その後サンドペーパーの番数を変えて何度か磨きます。
最終的には240番くらいを手でかけます。
できるだけ自然の形を残すようにするには手で仕上なくては、機械でやってしまうと自然な形状が残りませんからね。
P1000777.JPGある程度まで仕上たら加工します。
この脚の場合、天板に取り付けるホゾ加工と貫を通す穴加工の二つです。
これも夢中になってやっていたら写真がありません。
あっと言う間にベンチ脚の出来上がり写真です。
簡単そうに見えますが、P1000780.JPG貫の加工をしたり、貫を止めるクサビを作ったりと結構手間がかかります。

投稿者 masaki25 : 2006年11月25日 08:23