無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

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2007年08月05日

大工さん

P1010062.JPG7月も終わりごろ、お世話になっている建築会社に顔を出すと、そこの社長が
「おっ、いいところに来た。ちょっとこれ頼む」
と図面を出してきた。

仕事は施設の一室に間仕切壁を建てて、そこに大きな引き戸をつけるという仕事。
家具はない。
しいて言えば引き戸は建具工事なので、関係なくはない。

「おまえ、これくらいやったら自分でできるやろ?」と社長

「えっ、これくらいって、この壁もですか?」

「もちろんそうや」

「・・・がんばります」

そんなこんなで家具工房が大工に早変り。
週末の三日間で仕上げなくてはいけない。

現場を採寸して、簡単に図面を書く。
材料をお願いして、飾り枠などの加工を工房でやっておく。

木曜日に現場に入り、床に墨を打つ。
壁を作るだけならそう難しい工事ではない。

建築関係の人ならわかると思うが
間柱を立てて、ヌキを打って、ボードを張れば出来上がりだ。
(この後はクロス屋さんの仕事)

P1010064.JPG
しっかし、いつものことだが現場はそうは甘くない。
壁の一方は腰高のサッシ窓。
固定ガラスの部分だが、その部分は木枠が必要だ。
サッシに合わせて加工しなくてはいけない。

しかもレーザーで墨だしをしてわかったのだが、壁が真っ直ぐでない。

「うへぇ~、ちょっと厄介だぞ、こりゃ」

大体、大工仕事は本業ではない。
道具も家具製作用のものしかないので、出来なくはないが基本的には現場仕事用ではない。

唯一の救いは、この現場は既存の施設の中なので、エアコンが効いているのだ。
小松で37℃を記録した日もラッキーなことに涼しいお部屋での仕事。

なんとか二日で木工事を終え、ボード張りへ。

「ボードなんてほとんど張ったことないぞ・・・」

それでも四苦八苦しながらなんとか仕上げた。

クロス屋さんと現場で出合ったので

「すみません、ボードの仕上がりあまりきれいじゃないかもしれないんですけど・・・」と言うと

「ほうか?こんなもんや。ぜんぜん問題ないよ」とクロス屋さん。

あー、よかった。

出来上がりはこんな感じ。
これに引き戸を入れたら完成です。

P1010066.JPG

現場では電気屋さんとか設備屋さんから

「大工さん、ちょっとビスちょうだい」とか
「大工さん、今日は何時までするん?」とか

「大工さん」と呼ばれてなぜかちょっとうれしかったMASAKI工房でした。
(いっぱしの親方気分で)

投稿者 masaki : 2007年08月05日 20:39