無垢の一枚板で創る手作り家具ならMASAKI工房(石川県小松市)

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2005年11月07日

椅子、椅子、椅子・・・

椅子10脚セットの完成が見えてきた。

chair051107.jpg

同じ物を沢山つくるにはいろいろと工夫が必要。

治具(ジグ、ちなみに英語でもジグ)と呼ばれる、加工を容易にするものを自作して使う。
例えば簡単なものは、足の形をかたどった板も治具。それに添って切って行く。いちいち板に図面を書かなくても一枚の型板があれば何枚も同じ線が引ける。長さを測るときも同じ物がいくつもある場合は、その長さに切った角棒が一本あれば、それを当てるだけで同じ長さがとれる。定規の目盛りを読むのは、そろそろ老眼が始まった目にはちょっとつらいからね。

そんな物を使いながらこの10脚の椅子は出来上がる。
そうそう、この椅子には特徴があるんだ。写真でもわかるようにスタッキング(重ねる)出来るようになっているのだ。これは背もたれのある椅子でやろうとすると、構造的に結構考えなくてはいけない。出来上がりをみると「ほぅほぅ、なるほど」ってなるよ。きっと。

はやく10脚並べてみたい。きっと壮観だろうな。わくわくするね。
注文して下さったYさん、ありがとう。

投稿者 masaki : 2005年11月07日 23:28

コメント

この写真だけでも壮観です! 
木の椅子で重ねられるものってあんまりないですよね。
同じ形の10脚の椅子も、一つ一つにみみちゃんのいろんな思いが入ってるんでしょうね。。。 

投稿者 ネオンテトラ : 2005年11月08日 23:32

ネオンテトラさん

「いろんな思い」入ってるよぉ。
ここんとこ納期がちょっと押してきているから
結構焦ってたりする。
そうするとたまに?失敗して作り直さなくてはいけないこともある。
焦ってする仕事はだめやね。気持ちを落ち着けてやらなくちゃ。
でも納期に追われなくても、完成した姿を早く見たい衝動は抑えられない!

投稿者 みみちゃん : 2005年11月08日 23:42